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live in Kyoto…

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2023.12.28

Kyo-Workingトークセッション「Why Kyoto?未来をつくる人はなぜ京都を選ぶのか」開催レポート

京都における新しいワークライフスタイルを提案し、企業誘致を推進する「Kyo-working(京ワーキング)」プロジェクトも今年度で3年目。令和3年度からの企業誘致推進活動により、これまで京都市内へ進出した企業は20社を数えるまでに。なぜ企業家・経営者は京都に惹かれるのか。なぜビジネス拠点として京都市を選ぶのか2023年9月26日夕方、 東京駅八重洲口に新たにオープンした”POTLUCK Yaesu”(東京ミッドタウン八重洲5F)にて、第一線で活躍するビジネスパーソンを招き、ビジネス都市としての魅力に迫る。
パネリストとして登壇したのは、株式会社クラス代表取締役社長 久保裕丈氏、株式会社taliki代表取締役CEO / talikiファンド代表パートナー中村多伽氏、『転職2.0』『稼ぎ方2.0』の著者村上臣氏。モデレーターは元京都市都市ブランディングアドバイザーであり、NewsPicks Re:gionピッカーの木村元紀氏が務めた。

観光のためだけに京都に行くなんて、もったいない!
広がりつつある新しい働きかた「Kyo-Working」

近年、起業家や経営者が挙って京都に集まり始めている。コロナ禍によるリモートワークやワーケーションといった新しい働き方が世間に広く浸透し、会社の拠点の置き方も、個人の働く場所も、急速に多様性を帯びてきている。事実、令和3年度から企業誘致推進活動を本格化させた京都市には、なんと新たに20社の企業が初進出を果たしている。

トークセッション投影資料より「Kyo-Working これまでの成果と実績」

これはあくまでも令和3年度以降、京都市内に企業が初めて拠点を開設した数字である。この実績値のバックグラウンドにはさらに、お試しで京都市内への立地を検討する企業もあれば、補助金等支援制度を使わずに拠点開設を検討する企業も存在している。これに加えて、大企業に勤めながら京都市内から首都圏や海外にいるチームと共に業務を行う人々もいれば、建築家やデザイナーのようにクリエイティブ産業に従事する個人事業主など、働く時間と場所に自由の幅が大きい職種の人々が京都市内に中長期滞在をして仕事をしている事例も少なくない。

京都市は、こうした企業の経営判断や個人の働き方に関する潜在的な行動様式を捉え、「京都で暮らし、京都から働く」新しいワークライフスタイルを「Kyo-working|京ワーキング」と名付けて顕在化し、対外的に発信してきた。

市内にはこうした新しい働き方を実践する人々を迎え入れるための、コワーキングスペースや宿泊施設も続々とオープンして活況を見せている。今まさにKyo-workingを実践する企業や個人が、日に日に増えているのだ。

トークセッション投影資料より「Kyo-Working コンセプトとKey Visual」

Why Kyoto? なぜ経営者たちは京都を目指すのか

中村氏は、東京生まれ東京育ちで京都大学への進学をきっかけに京都に居住し、そのまま京都で起業を果たした。村上氏は、個人的にも京都LOVERを自負しており、茶道のお稽古のために京都へ通いつつ、集中できる環境を活用して仕事に取り組むという。久保氏は自分のようなベンチャーの経営者は何かと京都に行く機会をつくる人が多いはずだと語る。いったい京都の何が経営者たちを惹きつけてやまないのであろうか。

村上氏
つい先日9月もICC (Industry Co-Creation)へ参加するために京都に滞在していました。

木村氏
京都はICCもそうですし、IVSといった企業家や投資家が挙って集まるビジネスカンファレンスが開かれる都市であるという側面がありますね。
(※ 完全招待制のICC 2023 KYOTOには久保氏も参加。村上氏もセッションの企画を担当。一方2023年6月開催のIVSには中村氏はSOCIAL AREAをディレクションする運営側として参加。木村氏は「Creator × web3 inspired by Kyoto ~ 加速する伝統とweb3の融合」に登壇。[https://kigyolog.com/interview.php?id=226])

村上氏
特に、今年6月のIVSはすごかったですね。

中村氏
はい、IVSは去年まで2,000人しか来ていなかったものが、今年は日本全国から10,000人を超える人が集まるまでになりました。もはやフェスでしたね。

久保氏
カンファレンス自体もすごいのですが、その周辺プログラムも充実しています。禅寺体験をしましょうとか、京都ならではのトップクラスの美食に触れましょうとか、京セラ創業者の稲盛ライブラリーに訪問して大先輩の足跡を振り返りましょうとか、京都でしかできない体験、且つ起業家として刺激を受ける体験が用意されていますよね。

村上氏
南禅寺界隈の別荘群の中に對龍山荘(たいりゅうさんそう)というニトリさんがお持ちの施設がありますが、毎年ICCに行くたびにこのお庭を拝見するというプログラムに参加しています。通常は一般には非公開の場所ですが、こうした場所での体験が大いに刺激になっています。

久保氏
ICC・IVSもそうですし。団体は違えど、なぜかみんな京都を目指すんですよね。
私自身、ベンチャーの経営者として、京都に用事ができることが多くなりました。

木村氏
何かにつけて京都に行きたがる経営者たち笑

村上氏
みんなが行く理由を探してますからね笑

木村氏
経営者に対して、京都へ赴くGood Excuse(よき言いわけ)をいかに提示できるか、というポイントはKyo-workingを広めていく際に大事な気がしています。
東京もすごく情報は多くていいのだけど、経営者のクリエイティビティをいかに刺激するかという観点では、京都でしか得られない体験知のようなものが存在していると言えますよね。こうしたある種の「覚悟」を深めるような澄み渡った空気も、京都ならではかなと思います。

ここからは各論的に、京都のどんな部分がビジネス都市として魅力があると言えるのか。
因数分解的に要素を洗い出していく。

ビジネス都市 京都の魅力 各論1 ~ 煮詰まったら鴨川、はあるある?

ここでは京都の魅力の各論のひとつ「ビジネス拠点としての京都」と題して、解像度を上げた議論が行われた。 例えば「コンパクトシティ」。 京都市のビジネス活動の中心地は、烏丸御池を中心として、約4キロ圏内でビジネス・商業エリアや大学・研究機関、行政機関、住宅地等の都市機能のほとんどがカバーされると言うデータもある。
また市内にあるKyo-working スペース(コワーキングスペースのことを本セッションではこう呼称している。)は40を超え、Kyo-workingを実践する人々を受け入れるファシリティも整っていることが伝えられた。また、2020年10月にはNTTが京都に本社機能を一部移転したこと挙げ、BCP(事業継続性計画)の観点からも京都がビジネス都市として非常に強い競争力を持っていることが示された。(日経BP社『日経ビジネス』https://special.nikkeibp.co.jp/atclh/ONB/23/city_kyoto0327/

木村氏
京都は約145万人を擁する政令指定都市であるのと同時に、市内の約4分の3が森林という特異な地理条件を有しています。北と東西を山に囲まれ、大都市でありながら自然をすぐ身近に感じられる。北から流れてくる賀茂川と高野川が合流して、鴨川が南へ向けて流れていて、東西方向には経済の大動脈たる東海道新幹線が通っている。大都市として、ビジネスのインフラはしっかりと備えながら、驚くほど自然が近いことには、何回訪れても新鮮な感覚を覚えますよね。
特に鴨川の存在って大きくないですか?エンジニアがちょっと作業で煮詰まったり、気分転換したいなっていう時に、鴨川へ歩きに行くっていうのは、あるあるですよね。

村上氏
あるあるです。まず空が広いんですよね。鴨川を歩くと、アメリカの西海岸のベイエリアの辺りと似た感覚を覚えます。今、外資系で働いているのでアメリカ本社に行く機会がありますが、あっちだと結構1on1を歩きながらやるんですよ。広大な土地があるので、シリコンバレーの周りの国立公園のような場所を30分間コース、1時間コースみたいに活用しています。
テーブルで向かい合って話すのとは違って、同じ方向を見ながら歩いて、隣り合わせで会話をしていくと、結構深い話ができたりするんです。京都でもごはんを食べた後に、一人でホテルに戻るのに30分くらい歩いて帰るようにしていますが、ここで頭が整理されるような気がしています。

木村氏
そういう時間はとても重要だと思います。 自分だけの時間で集中作業をしたい時に、空が気持ちよく抜けているところを歩きながら自分を研ぎ澄ませていくというか、 頭の中を整理するデフラグを行うような時間を持てるかどうかって、かなり違いが出てきますよね。

村上氏
その通りです。しかも、良いコーヒー屋さんも京都にはたくさんありますしね。

木村氏
そうですね。それぞれ個性を持った質のいいロースタリーもますます増えてきています。

ビジネス都市 京都の魅力 各論2 ~ 人材・採用視点からみた京都

京都市は学生の街と言われる。人口約145万人の1割強に当たる約15万人が学生。人口に占める学生の割合は日本全国で見ても圧倒的首位であり、この割合は東京都の区部に比べても約2倍に当たる。大学・短期大学は約30を数え、京都大学や同志社、立命館など総合大学だけではなく、美術、工芸やデザインなどに特化した美大系の大学も多い。

木村氏
学生の街京都にいる15万人の学生は、当然同じ学生がずっと15万人存在しているわけではなく、絶えず新陳代謝を繰り返し、動的平衡を保って、総数として15万人前後の人が存在しているということ。これは、圧倒的なビジネスチャンスを湛えたターゲットの塊ですよね。

久保氏
おっしゃる通りで、元々ポテンシャルユーザーが多いことも選定の理由の一つです。家具のサブスクリプションを展開する上で、ライフステージが変わる瞬間を抱えたターゲットが相当数存在していることになるので。
しかも、我々のビジネスは家具をレンタルして、必要がなくなったら回収をして専門の職人が補修を施して、また市場に戻すと言う循環型ビジネスです。この点が市にとっては、粗大ゴミの廃棄量を減らせるという社会課題の解決につながるということで、多方面でご支援をいただいています。

木村氏
入れ替わり立ち代わり住み替える15万人の学生全員が、その度にベッドや机、椅子を買って、また廃棄をしていたら、それだけでもすごいことになってしまいますもんね。

久保氏
相当な環境負荷がかかりますね。物にもよりますが、ベッド1台を原材料を調達して捨てるところまで追うと、1台あたり100何十キロというCO2の排出インパクトがあるんです。それを使い捨てではなく、循環させるだけでも、脱炭素社会へ向けて幾ばくか環境負荷を減らせると思っています。

木村氏
ありがとうございます。絶えず入れ替わる15万人の学生は商機でもあるということですね。ここで、採用視点でぜひ中村さんに伺いたいです。Talikiさんでは京都市内での採用も多いとお聞きしました。採用活動を通して、中村さんが京都の学生をどうご覧になってますか?

中村氏
手垢がついていないエンジニアというか、素直で賢い人材が多いんです笑。東京では会社を選ぶ側の学生も情報を多く持っているんですよね。

木村氏
京都では東京と比べれば絶対数として働き口も少ないので、比較的な企業側からアプローチしやすいんですね。

中村氏
はい。それと私は東京生まれ東京育ちで大学から京都に行ったわけですけど、なんてピュアな子が多いんだ!と驚いたことがあります。
東京って情報が多い分、逆に均質化するところもあるかと思うんです。みんな言ってること一緒。トレンドもビジネスチャンスの話も全部似たようなこと言ってるみたいなところがあるんですけど。京都は情報が限られている分、それぞれが面白いと思っていることが全員違う。そういう意味では、もちろん採用観点でも面白いですし、私たちみたいな起業家支援っていう文脈でも、すごい面白いアイデアが出てくる街だなと感じています。

木村氏
それぞれが自分の世界を掘っているんですね。これって東大京大の学者を一般的に語るときにも出てくる視点でもありますね。

中村氏
はい。京都ではそんな国立系の理系人材からエンジニア系の採用もできるし、かたや美大系の大学も複数あるのでからクリエイティブ系の採用も可能。そのバランスがちょうどいいなと感じます。

ビジネス都市 京都の魅力 各論3 ~ 意外と国際的?

コロナ禍を経て国境が開いた途端、世界を代表する観光デスティネーションである京都には一気に観光客が戻ってきた。あまり表に出るニュースではないが、この流れと同時に海外からのビジネスVIPも俄かに京都詣でを再開している事実がある。これまでもApple Computer創業者のSteve Jobs氏をはじめとして、Niantic社のJohn Hanke氏、NotionのIvan Zhao氏など、錚々たる経営者が京都に魅せられ、京都の街と人からインスピレーションを得てきた。

木村氏
海外のビジネスVIPたち京都をどう見ているのかっていう話をしたいです。例えば、村上さんがLinkedinの日本代表をされていた際、各国のカントリーマネージャーを集めて国際的なカンファレンスを開こうとした時のエピソード、あれをぜひ披露していただきたいです。

村上氏
はい。やっぱりまず、みんな日本に来たいんですよ。ご飯も美味しいし。経営層クラスは何かと理由をつけてJapanに行きたがるという現象は常にあります。その上で、結局東京開催にしても週末には京都に行ってくるみたいなことになる。だったら、いっそ京都で開催しようよ。という話になっていきます。
特にシリコンバレーの経営層は、みんな禅やマインドフルネスに興味があるので、そういう思想を感じられる場所でオフサイトミーティングをすると、もっといいアイデアが出るんじゃないかという共通認識もあります。実際に滞在中のプログラムとして、知人のお坊さんに瞑想のセッションを何回かお願いもしてきました。

木村氏
そうですよね。神社仏閣の方々から聞く話には、え、あの人もこの人も?と大変驚かされます。例えば、この部屋ではデヴィッド・ロックフェラー氏や、レオナルド・ディカプリオ氏が座禅をしていたよとか。この春にはベッカム氏や、リード・ホフマン氏、ジェフベゾス氏も来京していることが確認されています。ボーダーが再び開き次第、筆頭で訪れたい都市として、世界の波いる強豪の中から選んでくれていることがわかりますね。

ビジネス都市 京都の魅力 各論4~ 「京都」という圧倒的な付加価値

文化、観光、芸術、工芸分野だけではなく、SDGs達成や社会課題解決型ビジネスが、京都に拠点を置くこと自体が事業に付加価値を与え得る。こうした対外的な事業ブランディングだけではなく、Kyo-workingを実践する経営者、そして従業員にとってのQOLにとっても大きなベネフィットがあるのが京都の強さである。モデレーターの木村氏は、経営者・従業員、そしてKyo-working実践者にとってのQOLや創造性がいかに向上するかと言う視点で、下記3つを項目として挙げた。

  1. 豊かな自然環境:市内の4分の3が森林。鴨川も山も至近
  2. 日本文化の集積地:全国2割の国宝・17の世界遺産が京都に存在
  3. 世界最高の美食都市 ミシュランの星が人口・面積あたり最も多い

こうした自然資本と文化資本的な価値に加えて、中村氏は京都の「社会関係資本」的な観点も重要だと語る。

中村氏
住んでる側として、社会関係資本についてぜひお伝えしたいです。先ほどの自然とか文化とか食とか、いろんな場所とか楽しみ方を教えてくれるのって、結局京都に住んでる先輩方なんですよね。
コンパクトシティの話でも挙がっていた通り、みんなほんとに半径4キロ圏内の中に住んでる人が多くて。街中でほぼ毎日のように「お疲れさま!」と、学校の廊下みたいな感じで人に出くわすんです。その距離感の中で皆さん飲んでたりするし、「ここで飲んでるよ」とか誘い合ったり。そこからまた「お仕事しましょう!」ということになったり。
もっと言うと、ちょっと調子悪そうにしていると、すぐ気づいてくれたりもします。「最近あの子見ないよね、元気かな?」とか。事業でもお困りごとがあるとすぐに、「ほな、どこどこの金融機関のこの人を紹介するから相談してみたら?」とか、みんなが助けてくれる環境があります。しかも京都市さんも行政サイドなのに、同じようなとても近い距離感で日常的にコミュニケーションをしてくれるんです。「以前、〇〇に興味があるって聞いたので、今度誰々を紹介しますわー」みたいな。

木村氏
そうですね、京都市というと敷居が高そうとか、いけずをされるのではないかとか心配される人もいると思いますが、ひとたびコミュニティに入ると本当に手厚くお互いを盛り立てる、助け合う文化、土壌は確実にありますね。

今回のトークセッションでも、第一線で活躍する経営者が、それぞれビジネス都市としての京都の魅力について、実感のこもったエピソードが語られた。持続可能なお付き合いができるかを重んじる京都の街では、事業についても大きさよりも継続が大事にされる。いかに商いを、いい関係をサステナブルに継承していくか。世界中が模索しているこの問いに関して、やはり京都にはまだまだ多くのヒントが秘められていそうだ。「未来をつくる人はなぜ京都を選ぶのか?」、そのヒントもここにある。

左から木村氏、村上氏、中村氏、久保氏

プロフィール

村上 臣(転職2.0 / 稼ぎ方2.0 著者)

青山学院大学理工学部物理学科卒業。大学在学中に仲間とともに有限会社「電脳隊」を設立。2000年8月、株式会社ピー・アイ・エムとヤフー株式会社の合併に伴いヤフー株式会社入社。2011年に一度退職した後、再び2012年4月からヤフーの執行役員兼CMOとして、モバイル事業の企画戦略を担当。2017年11月に9億人超が利用するビジネス特化型ネットワークのLinkedIn(リンクトイン)日本代表に就任。日本語版のプロダクト改善、利用者の増加や認知度向上に貢献し、2022年4月退任。株式会社ポピンズ 及び株式会社ランサーズの社外取締役ほか複数のスタートアップの戦略・技術顧問も務める。主な著書に『転職2.0』(SBクリエイティブ)・『Notionで実現する新クリエイティブ仕事術』(インプレス)がある。

久保裕丈(株式会社クラス 代表取締役社長)

1981年生まれ。東京都八王子市出身。2005年3月東京大学工学部卒業。2007年3月東京大学新領域創成科学研究科修士課程修了。2007年4月米系のコンサルティング会社A.T.Kearneyに入社し、商社・メーカー・金融機関等への全社戦略策定や企業買収を手がける。2012年、ミューズコー株式会社を設立し、2015年に売却。その後、個人で数十社の企業顧問を務める。2018年、「“暮らす”を自由に、軽やかに」をビジョンに、個人・法人向けに家具と家電のレンタル・サブスク「CLAS(クラス)」を展開する株式会社クラスを設立と同時に代表取締役社長就任。
2022年に初の関西エリア拠点として、京都市内にオフィスを開設。

中村 多伽(株式会社taliki代表取締役CEO / talikiファンド代表パートナー)

1995年生まれ、京都大学卒。大学在学中に国際協力団体の代表としてカンボジアに2校の学校建設を行う。その後、ニューヨークのビジネススクールへ留学。現地報道局に勤務し、アシスタントプロデューサーとして2016年大統領選や国連総会の取材に携わる。様々な経験を通して「社会課題を解決するプレイヤーの支援」の必要性を感じ、帰国後の大学4年時に京都市内で株式会社talikiを設立。関西を中心に250以上の社会起業家のインキュベーションや上場企業の事業開発・オープンイノベーション推進を行いながら、2020年には国内最年少の女性代表として社会課題解決VCを設立し投資活動にも従事。

木村 元紀(NewsPicks Re:gionピッカー)

株式会社博報堂において国内外の多数のTVCM, キャンペーンを制作。国内外の広告賞受賞多数。広告クリエイティブだけに限らず、 事業開発、官公庁との共同プロジェクトに従事。食とアートを貢献の領域と定めて活動している。2020年6月に開校したUNIVERSITY of CREATIVITYではガストロノミー領域の学部長を務め、現在は食におけるリベラルアーツを探求する研究発信拠Liberal Eats Labのプログラムディレクターを拝命。2021年から2023年3月末まで、京都市の都市ブランディングアドバイザーを務める。現在はアドバイザー職を離任して、海外のVIP層からの投資を京都に惹きつけるための施策を展開するために活動をしている。

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