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live in Kyoto…

  • REPORT

2024.03.29

「Kyo-working Community第4回交流会」開催レポート

2023年2月27日(火)、新たに京都に進出した企業と京都で学ぶ学生が交流する「Kyo-working Community 第4回交流会」を実施しました。当日は、進出企業10社、学生21名が集まり、ワークショップと懇親会を通して、企業・学生双方の視点から「働くこと」についての価値観、「仕事とやりがい」について語り合いました。ここでは、新たに京都に進出した企業と未来の京都を担う学生が出会い、繋がりを見つけることができた交流会の様子をレポートします。

今年度4回目のKyo-working Community交流会。企業側は、情報通信やものづくり、アート・アニメなど、様々な分野の企業10社11名が参加。学生側は、経済・経営学部や文学、政策などの文系や芸術系など、21名が参加しました。

交流会は、テーブルごとに企業1社と学生2~3名の約4人で8テーブルに分かれてスタート。
交流会が始まる前から各テーブルで自己紹介を始め、積極的にコミュニケーションが図られていました。

初めのセッションの冒頭では、ファシリテーターの中馬氏から「社会人での一番の挑戦は?」という問いについて、コロナ禍に着手したモリンガというスーパーフードを使ったブランドの立ち上げ・EC販売の仕事にかける情熱と他社から信頼を得ることの大切さが語られました。
このスピーチを受け、各テーブルのそれぞれの社会人が自身の様々な背景に基づく経験や挑戦を通じた“やりがいと思い”を学生に共有。学生からは様々な意見・気づきをシェアするなど、社会人と学生の双方に大きな刺激をもたらしました。

例えば、あるテーブルでは、役者、マジシャンを経てIT企業の代表取締役となった方から紆余曲折の挑戦を経て現在に至った進出企業のストーリーに対し、学生が「大学を卒業して就職活動をし、企業に所属するという導線だけでなく、やりたいことを仕事にする自由な働き方もあるのだと気付かされた」と語っていました。
就職説明会など企業と接点を持つ機会はあっても、企業に所属する「社会人」の挑戦を直接、そして詳しく聞く機会があまりない学生にとっては、新鮮な時間だったようで、学生たちが積極的に社会人の話を深掘りしていく様子が印象的なセッションでした。

続いてのセッションでは、「仕事やバイトで幸せを感じる瞬間」、「仕事の対価として求める報酬」、「成功の定義」、「ワークライフバランスをどう考えるか」、「京都に対する愛着を深めるための施策」の、5つのテーマから好きなテーマを選んで議論。
「成功の定義」について議論したグループでは、「夢や大きな目標を達成した瞬間だけが成功ではない。大きな目標に向かう過程で一つ一つの物事を達成する瞬間自体が成功であり、それを積み上げることで大きな成功体験を作ることができる。」、「社会人になると『過去にイメージしていた成功』を達成しても、その時には価値観が前とは異なるため、成功した感覚を持てない、何か違うと感じることがある。環境や時期によって成功の定義が異なっていることに気づいた。」といった意見の共有があり、企業・学生ともに自身の価値観や目標について考え、お互いの多様な視点を理解する機会となりました。

参加企業の紹介の後、最後は、参加者が自由に交流する懇親会の時間。
グループワークでは交流できなかったテーブルの企業めがけて積極的に話を聞きに行く学生の姿や、進出企業と学生が同じテーブルでグループワークの話の深掘りをしたり、学生同士で楽しそうに話し込み情報交換する様子が印象的で、大きく盛り上がりました。

終了後には、企業側からは「新鮮な学生の視点からの気づきを得られた」、学生側からは「社会人の生の声を聞くことで働くことのイメージがポジティブに変わった」といった声が寄せられ、学生・企業ともに、全員にとって有意義な時間となった交流会となりました。

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