What if I work and
live in Kyoto…

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2023.06.16

スマートキャンプ株式会社~エンジニアが開発に注力できる環境が魅力の京都拠点!学生のインターンシップニーズも実感!~

プロフィール

高橋 悟(たかはし さとる)

スマートキャンプ株式会社 VPoE室 京都開発部 部長

2012年に新卒で証券会社へ入社しリテール業に従事。2016年7月にスマートキャンプにセールスとして入社後は、メディア、カスタマーサクセスの立ち上げを経て、現在はプロダクト開発本部に所属。京都開発拠点の設立を担い、2022年6月に京都へ移住して、現在は京都開発部 部長として拠点を牽引。移住によって生活環境が大きく変化し、仕事もプライベートも充実していることを実感中。

-御社の企業理念や事業内容を教えてください。

スマートキャンプは、「テクノロジーで社会の非効率を無くす」というミッションを掲げています。特に、人口減少・高齢化により労働人口が減少していくことは、避けて通ることができない社会課題です。私たちの持つテクノロジーを駆使して、一人ひとりの労働生産性を上げ、この社会課題を解決することにチャレンジしています。これは、ビジョンである「Small Company, Big Business.」にも通じていて、少人数のチームでも、世の中をもっとよくできる、社会を動かせることを証明したいという想いが込められています。 事業内容については、IT分野を基礎としてセールス、マーケティング領域で様々なサービスを開発・運営しています。中でも、一番長く提供しているサービスは、「BOXIL SaaS(ボクシル サース)」というSaaS比較サイトです。現在はそれに加えて 、オンライン展示会やインサイドセールス支援、デジタルエージェンシー事業を展開し、SaaS企業のリードジェネレーションを一気通貫で支援しています。

-「BOXIL SaaS」を開発されたきっかけはなんでしょうか。

従来は、企業の担当者が会計や給与管理などのサービスを新たに導入したい、もしくは既存のシステムを入れ替えたいとなった際には、インターネットで一つ一つサービスページを検索して確認せざるを得ませんでした。そうした非効率が発生していたうえに、客観性のある情報があまり掲載されていなかったため、企業が望んでいた機能と導入したサービスのミスマッチが多くありました。
これらの課題を解決するために、サービスごとにユーザーからの口コミや評価、特徴などを紹介し、一括で検索、比較検討が容易にできるサービスを開発しました。

SaaSマーケティングプラットフォーム「BOXIL SaaS」

今回、京都に拠点を設置されたきっかけはなんでしょうか。

弊社の事業成長にとって、既存サービスの拡大・発展と同じくらい、中長期的な観点で新たなプロダクトやサービスの開発が重要だと考えています。そのための開発拠点を立ち上げたいという話は以前からありました。開発に注力しやすい環境が整うエリアでいくつか拠点の候補があった中で、最終的に京都に開発拠点を開設したのは、優秀な人材が多く、産学が連携した研究開発なども盛んだというのが一番の理由でした。加えて、グループ会社のマネーフォワードをはじめ先に京都で拠点を構えている企業から、「京都はインターンシップをしたいという学生のニーズはあるが、受け入れる企業数が東京に比べて明らかに少ない。特にエンジニアのインターンシップの受け入れ先がない」という話を聞き、そこでお役に立てるかもしれないと考えました。また、コロナ禍でリモートワークが進み、場所を問わない働き方が主流になってはきましたが、近くに出社してコミュニケーションを図れる場所があることは、採用の観点でも重要だと思っています。京都に開発拠点を置いたことで、たとえば関西在住のエンジニアが弊社への転職を考えられた際に、リモートワークだけでなく、オフィスに出勤して仲間と一緒に企画を練ったり開発することを選択できる環境になったのは、大いに意味があると感じています。

実際、インターンシップ、中途の採用は成功しましたか。

成功していると思います。インターン生は現在3名いるのですが、学生側のニーズの高さを実感しています。実際に採用した方から話を聞くと、「自分が行きたいと思うインターンシップ先がなかなか見つからなかった」と言っていました。私たちは、作業だけでなく、一緒にものづくりを進められる方を募集しているので、その点でも魅力を感じてもらえているのかもしれません。今後も、受け入れ側の体制を整えながら採用人数を増やしていけたらと思っています。また、最近入社した中途採用の方は、今回の転職活動で弊社以外にも複数社を検討されていたのですが、入社の決め手になったのが、京都に拠点があることでした。学生時代は京都で過ごし、就職と同時に東京に引っ越されたのですが、いつか京都に戻りたいという想いがずっとあったようです。

京都市は、大学数・学生数が多いため、新卒人材やインターン生をはじめ、多様な人材の宝庫です。

ビジネスの場として、京都の環境はどうでしょうか。

エンジニアにとって、やっぱりクリエイティブな環境は外せません。京都には、街中であっても鴨川が近くにあり自然を感じることができます。また、歴史的な建造物や神社仏閣もあり、ほどよくリフレッシュしながら開発に集中できる環境が揃っています。さらに、住む場としても、首都圏と比べて、同じ家賃でも広い部屋が借りられますし、街がコンパクトで移動時間が短く暮らしやすいと思います。エンジニアが自分の能力を最大限に発揮できる環境づくりに、私たちは力を入れています。そういう点で、京都はかなり魅力的です。

-実際に京都に住まれて今どのように感じているか教えてください。

私は以前京都に住んでいたことがあったので、まっさらな状態での意見というわけではありませんが(笑)。先ほど、移動に時間がかからないと言いましたが、実は不便だなと感じることもあります。たとえば、タクシーや自転車での移動は良いのですが、特に観光シーズンは電車やバスなどの公共交通機関がとても混雑していて、移動に手間取ることがあります。でも、本当にそれくらいで、あとは期待通りです。

京都開発拠点のメンバーと。高橋さん(中央)

今後、京都でどのような事業展開を考えておられますか。

当社のサービスは主に3つあり、企業のセールスやマーケティングの支援を一気通貫で行っているのですが、各プロダクトのデータベースが共通ではありません。これらを統合する基盤が完成すれば、ユーザーの顧客体験を向上でき、さらなる効率化が図れます。
事業を横断して共通のデータベースを作ることは、一般的には非常にハードルが高く頓挫しやすいとも言われています。それほど難しい取り組みではありますが、弊社にとっては、これからの事業展開、そして「テクノロジーで社会の非効率を無くす」というミッションにつながる重要なプロジェクトです。だからこそ、じっくり腰を据えて取り組むことが必要で、京都開発拠点でのチャレンジとしてベストだと思っています。

-最後に、京都進出を検討する方へ一言お願いします。

京都に開発拠点を構えてから、先に進出されている先輩企業の方々によくしていただいています。最近では企業間で交流できるオフラインイベントも実施されていて、直接コミュニケーションを取れる機会があることは非常にありがたいです。
あと、思ったより東京から近いです。頻繁に東京と京都を行き来していますが、新幹線で少し作業をしていればすぐに着きます。遠くに行くぞ、と意気込まなくても良い距離感ですよね。 ぜひ、京都で一緒に働きましょう。

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